2023年3月9日・10日、岐阜市でME&道守修了生によるワークショップならびに人材育成シンポジウムが開催され、長崎からは馬場一孝・今村音英・川口博生(3名)が参加しました。9日のワークショップでは、午前中に「女性技術者の目線で考える土木業界の課題」が討議され、午後からは各ME・道守の活動紹介を行った後、アンケート結果も参考にして「技術者としてのあり方」について、3つのテーマに沿ってグループ討議しました。私たち3名も各テーマ(グループ)に振り分けられ、討議した内容としましては…
●テーマ①:当たり前のインフラを守る…MEや道守の資格を取得することはゴールではなく、土木技術者としての学び直しのスタートであり、アップデートが必要不可欠。
●テーマ②:災害に向き合う覚悟…災害時・緊急時に技術者として迅速かつ的確な判断・行動を(指示が無くても)出来るよう日頃からの備えが必要であり、災害の経験を活かし、学び、自己研鑽に務めることが必要である。
●テーマ③:将来のMEや道守としての活動について…ME・道守の知名度不足の解消のためには各地域単位ではなく全国(全体)的な組織へ拡大する、また、技術者名鑑で専門分野の確立、ME知恵袋のほか、若者不足で技術の継承が心配などの意見が出ました。
道守活動を紹介する川口 松田先生 花束贈呈 10日のシンポジウムでは、災害関連の3講演があり、実際に被害(トンネル崩落)を受けた方の体験談や
東日本大震災・豪雨災害の復旧に携わった方がMEの連携により対応された話を聞くことができ、被災者の
苦悩や啓開・復旧作業の大変さ・すごさを感じるとともに、MEのつながりの重要性について再認識させら
れる内容でした。また、各大学・センターによる人材育成の報告やワークショップでの討議内容の発表もあ
り、最後には、定年退職される松田先生に花束が贈呈される場面もありました。
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